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2022/8/12 新着情報
【ドラフトへの軌跡】第2回 仲地礼亜(沖縄大) 4年 投手
2022年5月16日 九州地区大学野球南ブロック決勝トーナメント リブワーク藤崎台球場
宮崎産業経営大4-5×沖縄大(9回サヨナラ)
 

仲地礼亜(沖縄大) 4年 投手 180㎝80㎏ 右投右打



© 野球太郎
 

 情報化が進んだことで全くマークしていなかった選手に驚くことは年々減っているが、それでも何人かはそういう選手が確実にいる。昨年はそれが大学選手権に登場した沖縄大の仲地だった。チームは1回戦で名城大に0対1と惜敗したものの、仲地自身は自責点0、8奪三振で完投。ストレートの最速は149キロをマークし、変化球とコントロールも高レベルだった。それでも1回見ただけではやはり確信は持てない。2年連続で全国の舞台に出場する保証はないと考え、その決定戦となる大会に足を運んだ。


 まず驚いたのはこの日に訪れていたスカウトの数だ。数えてみるとNPB全12球団が揃い、その総数は30人以上。ほとんどの球団が管理職も顔を見せていた。余談だが地方の大学リーグは一般客が少ないためスカウトの姿はより一層目立つものである。そんな注目度もあってかこの試合で仲地は立ち上がりにストレートを狙い打たれ3回までに3失点と苦しんだものの、4回以降は見事に立ち直り、チームのサヨナラ勝ちに大きく貢献。ストレートの最速は前年春と同じ149キロだったものの、体つきは一回り大きくなり、アベレージの数字と変化球の精度も確かにアップしていた。最初に見た時の印象が良い選手ほど、二度目以降に欠点が目に付くものだが仲地の場合はそういったことは全くなかった。残念ながらその後の試合にチームが敗れて2年連続の大学選手権出場はならなかったが、この日の投球で評価を固めた可能性は高いだろう。


 ちなみに7月30日に放送された『ドラフトハンター・原石発掘スペシャル』でも仲地について大きく取り上げたが、その企画を検討する場で強くプッシュしたのもこの日の投球があったからだ。沖縄の大学から初となるドラフト指名へ向けて。大学最後のシーズンでも素晴らしいピッチングを見せてくれることを期待したい。


西尾 典文 Norifumi NISHIO


1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などを テーマに野球専門誌に寄稿を開始。2017年からはスカイAのドラフト会議で解説を務め、2021年には仮想ドラフト会議にも出演。
アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材する熱血スポーツライター。

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