2010年4月19日
あの・一球について聞く。
2010年4月19日 投稿者:ひらかたきょうこ カテゴリ:楽天イーグルス
前日練習に取材に行った私。
実は、
どうしても聞いてみたいことがあったんです。
嶋捕手に、前日のソフトバンク戦の
配球について。。
前日の試合といえば・・・
【ソフトバンク対楽天の6回戦
大隣投手(8回まで)と田中投手の投げあいで
9回表まで、0−0のまま迎えた
9回裏、田中投手が松田選手に打たれ
サヨナラ負け・・・・。 】
という試合です。
私が気になったのは、最後、サヨナラを打たれたボールではなく
その三人前の打者、(ソ)小久保選手のインコース高目をずばっと
ついたストレートです!!
9回裏、先頭打者のオーティズ選手に四球を与えたあとの
打者が4番・小久保選手でした。
小久保選手といえば・・・
得点圏打率【4割8分1厘】
今シーズン驚異の勝負強さを見せている
ソフトバンク打線の主砲です。
ランナーを出したあと迎えた小久保選手・・・
私も。。
「ここで小久保選手が決めるか・・・
田中投手が抑えるか・・・」
と息をのんで試合を見つめていました。
カウント2−2で追い込んだあとの一球が、
そう、
【インコース高め、バッターギリギリのストレート】
で、なんとかボールをカットした小久保選手も
「そこにくるか!!」
というような表情で、目を丸くしていたのでした。。
練習後の嶋選手にその話を振ると・・・
嶋:「あぁ、あのボールは・・・
2ストライクと追い込んだところで、小久保さんが
変化球を待っているかなと思って、空振りを取ろうと
出したサインなんです。
ピッチャーには酷な場所だと思いますよ。
確実にあそこに投げられる、田中か岩隈さんにしか
出せないサインですね」
とのこと。
緊迫した場面でのギリギリのコース、
コントロールと気持ちに信頼が持てる両エースにだからこそ
出せるサインと嶋選手は振り返ります。
嶋:「あそこのコースに投げられたからこそ、
その後のフォークが生きました(小久保・三振)。
ただ、松田選手に打たれたフォークはくやしいですね。
それまで田中の調子も良かったし、僕のサインもピタピタ
はまっていたので、あの一球だけですね。。
まぁ、田中も投げ続けていて握力が落ちていたかもしれないですし
悔しい思いはありますけど、仕方ないです!」
試合後は必ず自分のリードなどのVTRを
見直し、反省と研究を繰り返すという嶋捕手。
一球に見せるこだわりと、投手への信頼感。。
を感じた言葉でした。
そして、
この時口にした「仕方ない」という言葉も、
決して諦めの言葉ではなく。。
「一度、終わった試合をいつまでも悔やんでも仕方ない、
前を向いて試合に向かっていくしかない」
というプロ意識にも聞こえました。
徐々にスタメンマスクが多くなってきた嶋捕手。
今後の活躍、好リードにも注目です☆
